プログラム

Day 1 | Day 2

  • 2021年9月8日(火曜日)

  • 08:00

    受付

  • 09:00

    基調講演

  • 09:30

    グローバル市場概観:成功シナリオの探索

    投資関係者を消極的にさせてきた経済的な不確定要素は、昨年の堅調なクレジット・株式市場のおかげでそのほとんどが一掃された。結果として、プライベート・エクイティ投資は2020年後半に大幅な回復を見せることとなった。多くの業種で資産価格は上昇を続け、長期に渡る政府の景気刺激策のおかげで借入コストも低く抑えられている。とは言え、2022年頃までは、多くの国が新型コロナウイルスの影響から派生する問題を抱えることが予想されている。これはつまり、既存のプライベート・エクイティ投資案件はプレッシャーに晒され、新規投資では失敗が許されない環境になることを意味する。

    • 現在見られる市場の混乱はいつ、どの地域・分野で、どのような投資機会をもたらすか?
    • 現状、最も魅力的な投資戦略は何か? また、その対象地域はどこか?
    • エグジット市場の今後1年間の行方をどう予測するか?
    • 今後のファンド運用は長期的に見て、パンデミックがもたらすどの様な変化にどの程度の影響を受けると予想されるか?

  • 10:15

    ネットワーキン・ブレイク

  • 10:45

    ジャパンアップデート:市場概観

    日本市場はコロナ禍にあっても順調に推移した。昨年のプライベート・エクイティ投資については、ヘルスケアや一般消費者関連分野での大型案件に後押しされて投入資金額は2019年を上回ることとなった。エグジットに関しては、不確実な投資環境下でのM&Aに対して事業会社側が軒並み慎重になったこともあり減少となったが、そうした中でもIPOは数少ない明るい話題の一つとなった。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で投資戦略の見直しを迫られる投資家も一部にいるかもしれないが、カーブアウトや事業後継者問題など、日本市場を推進させる原動力となっている長期的な要素は変わっていない。

    • 今後1年間の日本市場で最も注目すべき分野はどこか?
    • プライベート・エクイティ投資にとってアクティビストは脅威かチャンスか?
    • 日本でのGP(ファンド運用者)主導のセカンダリー市場の今後の行方をどう占うか?
    • 過密化する市場は投資実績の足かせとなるか?
  • 11:30

    プレゼンテーション

  • 12:00

    ミドルマーケット:好機に乗ずる


    日本のミドルマーケットは現在、3つの層からなることが徐々に明らかになってきており、一部ファンドの中には、運用資産が10億ドルを超えるものも出てきた。こうした進化は、予想を上回る同市場での投資実績の賜物であり、海外LP(ファンド出資者)が日本市場での投資戦略を売り込むことも容易になってきている。コロナ禍で事業環境は厳しさを増し、デジタル化などの分野で外部専門家の関与が必要とされていることもあって、今後は事業後継者問題にからむ案件がますます加速すると見られている。これ以外にも、プライベート・エクイティ企業は、日本企業による事業売却の動きがミドルマーケットまで及んでくるだろうと予想している。

    • ミドルマーケットでの資産価格と、売り手側の希望価格はどう変化しているのか?
    • GP(ファンド運用者)は競合他社とどう差別化が図れるか?
    • 新型コロナウイルス感染拡大によるポートフォリオの破綻から得られた教訓は何か?
    • 日本のファンド運用担当者は価値創造能力をどのようにして高めているのか?
  • 12:45

    ネットワーキング・ランチ

  • 13:45

    バイアウト:期待される成果

    日本市場ではこれまで、10億ドル以上のバイアウト案件は年に数件ほどしか見られなかったが、2021年ははたしてこれを打ち破る年となり得るだろうか?材料の多くはすでに揃っている。数多くのグローバルGP(ファンド運用者)や特定地域を包括的にカバーするGPは、この機に乗じる準備をすでに整えている。レバレッジド・バイアウトにつきものだった汚名も払拭され、企業はノンコア資産の売却を迫られている。さらにパンデミック収束後は、日本企業は難しいリストラ作業に追われ買収に及び腰となり、結果として、事業会社との競合は以前ほど厳しいものではなくなる可能性もある。

    • ある特定の業種や買収形態に的を絞ったバイアウト・ファンドはどの様に立ち上げられるのか?
    • 日本企業に対する事業売却のプレッシャーはどの程度変化したか?
    • 日本市場における非公開化案件の今後の行方をどう予測するか?
    • 対象資産の底値を投資家はどう見極めるか?
  • 14:30

    LPの視点:投資サイクルを通じたコミットメント

    プライベート・エクイティ投資に不慣れな日本のLPにとっては、この1年の市場の混乱は驚くべきものだったかもしれない。当初はプライベート市場のポートフォリオの潜在的な脆弱性を確認するつもりだった彼らは、新たな難題に気づく。現地でのデューデリジェンスが行えないという事実だ。とは言え、投資サイクルを通じての一貫した資本投下の重要性については、プライベート・エクイティに馴染みの薄い投資家の間でも、徐々に認識されつつある。戦略的な投資手法の開発とポートフォリオ構築、そして、運用マネージャーの人選については、適切な再考がなされるべきである。

    • GPを直接訪問できない環境にあって、優先されるべき情報は何か?
    • 真の意味での分散ポートフォリオの構築は、現在の投資環境下ではどれほど困難なのか?
    • プライベート・エクイティ投資への新規参入者がとるべきアプローチは何か?
    • ファンドの透明性を最大化するために、レポーティングと評価分析をLPはどう設定すべきか?
  • 15:15

    ネットワーキング・ブレイク

  • 15:45

    変容する消費者行動:パズルは解けるか

    昨年の新型コロナウイルスの感染拡大は、人々の暮らし、仕事のやり方、旅行やショッピング、コミュニケーションのとり方まで変えてしまった。このパラダイムシフトが社会に及ぼす影響の範囲を見極める、即ち、一時的だと思われている現在の変化がいつ、どの分野で定着した習慣となるかを予想することは、今後の投資テーマを組み立てるうえで極めて重要になる。既存ビジネスの変革への可能性や、新ビジネスの持続可能性に賭けることは、消費者行動を理解せずにはできない。投資手法の開発からその実行まで、GP(ファンド運用者)が持つ各業界についての知識と運用能力が試されることとなる。

    • 今回の事態に対応するうえで、参考となり得るような投資事例はこれまでにあったか?
    • 旅行や宿泊関連などの業種への投資再開のベストタイミングはいつか?
    • 事業におけるデジタル・トランスフォーメーションの好機を見極めるうえで重要な要素は何か?
    • 今後の5年間を特徴づけ、形作るような象徴的な存在になり得る商品・サービスは何か?
  • 16:30

    1日目終了