プログラム

  • 08:00

    受付

  • 08:30

    開会のご挨拶・市場概観

  • 09:00

    基調講演

  • 09:30

    2021年の世界市場の概観:インフラ投資対象資産の選別と評価

    世界中のLPにとってインフラストラクチャー資産は長らく、オルタナティブ投資を検討するうえで最初の投資対象として選択されてきた。投資環境に不確定要素が多く存在する現在、投資家が安定したリターンを求めるなら必然的にこの傾向は続くだろう。とはいえ、市場での競争は激しさを増し、投資家は新型コロナウイルスという新たな現実にも向き合わなければならなくなった。輸送関連をはじめとした、いわゆるコアインフラと呼ばれる資産は過去1年間に大きな注目を集めてきたが、新たな投資環境は今、世界中のインフラ投資家にさらなる課題を突きつけようとしている。本セッションでは、米国・欧州、アジアにおける最新の投資機会を分析し、市場回復の遅れの影響を受けにくく、ニューノーマルの時代に求められる資産はどういう種類のものかを議論する。加えて、パンデミックがインフラ投資業界に及ぼした影響と、理想的なポートフォリオ・バランス構築のためにLPは何をすべきかについても検証する。

    • 政府によるインフラ出資の増額が見込めるのはいつ、どの分野か?
    • リスクオンのグローバル投資家は今後5年間で、どの地域のインフラ投資に着目すべきか?
    • いわゆるグリーンフィールド投資とブラウンフィールド投資、また、オープンエンド型ファンドとクローズドエンド型ファンド、それぞれに対する手法の違いは何か?
    • 投資プログラムのESG(環境・社会・ガバナンス)項目をGPはどう管理・レポーティングしているか?
    • 米国・欧州、アジアの投資家はインフラ投資市場へどうアプローチしているのか?
    • インフラ投資の復調はいつ頃期待できるか? また、パンデミック収束後のインフラ投資はどこへ向かうのか?
  • 10:30

    ネットワーキング・コーヒーブレイク

  • 11:00

    日本:市場としての未来

    国内インフラ市場で投資に値する案件を発掘してくるのは確かにこれまでは簡単ではなかった。しかし、環境・デジタルインフラ事業への投資家は楽観的な見通しを持っており、洋上風力発電、5G、スマートシティなどの分野に注目して2020年の低迷期からの回復のチャンスを窺っている。業界関係者は、日本が現在進めている再生可能エネルギーの利用拡大の動きの中では、洋上風力発電が最大の推進力になるだろうとしている。洋上風力発電の今後については、現在はプロジェクトの初期段階にある多くの案件の実現が見込まれ、いずれ市場に出てくるとの期待が海外投資家の間でも高まっている。ただ今後の見通しに関していえば、民間資本にとって魅力的なリターンを伴う案件をより多く提供できるのか、そうした地殻変動が日本のインフラ市場で起きるのかという疑問は依然として残されている。本セッションでは、インフラ投資家による市場の将来見通しや投資先に加え、日本のインフラ市場が他の成熟した市場と伍するようになるには何が必要かについても議論する。

    • GPにとっての投資機会はどの分野で、候補案件の今後の行方はどう予想できるのか?
    • 空港関連の案件や洋上風力発電プロジェクトなどにはどうすれば投資できるか?
    • インフラ投資の大手プレーヤーを呼び込むために、日本市場はどう進化すべきか?
    • 日本で投資対象となるのは再生可能エネルギー分野だけなのか? 他のアクセス可能な対象資産もあるのか?
    • 日本市場でのこれまでの投資実績は? そしてそれは、投資家の期待に沿ったものだったか?
    • 再生可能エネルギー分野での日本政府主導の刺激策を、投資家はどう評価しているのか?
  • 11:45

    再生可能エネルギー市場の注目点:投資分野・タイミングとその手法

    再生可能エネルギーの分野はパンデミックに対しての耐性を有することが証明された。低成長経済の状況にあっても高い成長が期待でき、大規模投資が可能な貴重な分野として投資家の注目を集めている。では再生可能エネルギーのうち水力・風力発電や太陽光、あるいはもっと別の新エネルギー発電なども含め、どの分野への投資が最も適切なのだろうか?世界中でどのインフラ資産への投資がベストで、投資案件はどのように実行されるのだろうか?世界のインフラ市場の中で日本の立ち位置はどこか?そして、活発化する気候変動に関する議論はこの先、持続可能性を重要視するより多くの案件をもたらし、結果として、再生可能インフラへの大幅な長期投資の増大につながっていくのだろうか?そして、そうした地球レベルでの再生可能エネルギーへの移行をパンデミックが後押しするのだろうか?本セッションでは、再生可能エネルギーのテクノロジーとプロジェクト、資金調達の手法、そして利益を生み出せる市場環境について議論する。

    • エネルギー市場が現在直面しているマクロ経済的な問題は何か?
    • 今後10年間で、もっとも高いリスクが予想される分野はどこか?
    • 今後のインフラ投資案件と、対象資産価格の行方をどう予測するか?
    • 水力発電、太陽光発電、風力発電、新エネルギー発電事業それぞれに対して、どのような投資戦略を打ち出すべきか?
    • パンデミックの環境下で、インフラ投資はどの程度の実績を挙げたのか?
  • 12:30

    ネットワーキング・ランチ

  • 13:30

    インフラ資産に対するクレジット投資・デット投資需要の増加

    近年ではGPの多くが多額のクレジット投資・デット投資ファンドを立ち上げており、候補となる案件も多く控えている。これらのファンドに対しては、そのリスク面や資本構造を問わず、パンデミックの影響を被った資産や様々な成長戦略への資金供給の機会として安定した投資が実施されている。ポートフォリオの多様化を図り、Jカーブ効果を緩和させて、市場が不安定な時期に安定した利回りを得たいとするLPの間では当然、債権投資戦略への意欲が高まってきている。本セッションでは、進化している債権投資の機会と、国内外市場のこの好機にLPが乗じるにはどうすべきかを検討する。

    • リミティッドパートナーに有効な債券投資戦略にはどのようなものがあるか。
    • シニア債・メザニン債の投資リスクの比較
    • シニア債
    • パンデミック以降、インフラ債投資はどのようなタイプのインフラ資産に対し増えているのか?
    • 期待される利回りはどの程度か?
  • 14:15

    競争市場での案件発掘:市場の変革期に生まれるノンコア・インフラ資産への投資機会

    インフラストラクチャーの中でも中核資産となるコアインフラへの投資においては競争が激化しバリュエーションも高騰、投資待機資金(ドライパウダー)の額も膨らんできている。こうした環境の中、GPは、新型コロナウイルス発生以前のインフラ投資業界を支えてきた従来の投資対象の見直しにかかっている。ファンド運用者が仮に、入札プロセスが不要なノンコア・インフラ投資案件―特に、コロナ禍の恩恵を受けることとなった分野での案件―を発掘できれば、競争力の点で大きな優位性を得ることができる。ただそれには、投資戦略やリスク選好基準の透明化が求められる。近年、「インフラストラクチャー」の定義も拡がりを見せ、様々な資産がインフラ投資対象となっているが、これらの投資対象資産の価値を向上させ、最終的に運用パフォーマンスの向上と高いリターンを生み出せるよう、運用価値の創造という専門的な能力がGP側に求められている。本セッションでは、ノンコア・インフラ資産への投資モデルを考察するとともに、市場の変革期をてこにしようとしているGPが、新たな案件発掘へのアプローチをどの様に変化させているのかについても解説する。

    • 現在の投資環境においてノンコア・インフラ投資に最も適している分野はどこか?
    • よりリスクの高いこうした資産への投資リターンをLPはどう予測すべきか?
    • 直接関与的な運用アプローチを要する資産に対して、価値創出はどのように管理されるべきか?
    • 投資対象となる企業群はこれまででどう変化したか? それは従来のインフラ投資モデルに対してどういう意味を持つのか?
    • デジタル関連資産の台頭は新たな成長機会を提供するか? また、パンデミック収束後のインフラ投資はどこへ向かうのか?
  • 15:00

    ネットワーキング・コーヒーブレイク

  • 15:30

    機関投資家:インフラ投資手法の今後の行方

    国内機関投資家は近年、インフラ投資への資産配分を拡大させるとともに、その投資対象・手法をノンコア・インフラ資産、グリーンフィールド投資、オープンエンド型・クローズドエンド型がミックスされたファンドへと拡げてきた。こうした手法を追及するLPが積極的な投資姿勢を維持しつつ次の段階を検討する際は当然、従来のインフラ資産投資からの脱却という選択肢が入ってくる。本セッションでは、実績豊富なLPがコロナ禍での投資経験や、新規参入者がインフラ投資プログラムを立ち上げる際のヒントについて解説する。併せて、2021年以降の投資チャンスを活かしつつリスクマネジメントを実行するためのポートフォリオ構築・管理手法についても話を聞く。

    • 今後のインフラ投資の対象・手法をどのように選定すべきか? また、どういったタイプのGPがコミットメントを勝ち取っているのか?
    • 資産配分決定の際、ESGが占める比重は以前より増しているか? LPはESGパフォーマンスをどうチェックするのか?
    • 投資待機資金(ドライパウダー)の増大はLPにとりどの程度の懸念材料となっているのか?
    • 渡航制限やデューデリジェンス実施の際の課題などにLPはどう対応してきたのか?
    • ファンドによる資金調達の際、海外ファンドが選択すべき国内LPへのアプローチ手法は何か?またそれは、パンデミックに影響されるものか?
    • パンデミックは国内LPの投資戦略にどのような影響を及ぼしたか? また新型コロナウイルスの発生以降は投資戦略にどのような調整を迫られたのか?
  • 16:30

    フォーラム総括

  • 17:00

    カクテル・レセプション